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《頸椎椎間板ヘルニアや筋筋膜性疼痛症候群と診断されたり、後骨間神経麻痺(橈骨神経麻痺)という疾患に苦しめられるあれこれを書いてます。左脇のカテゴリー「右腕の激痛と神経麻痺」をクリックすると古いもの順に出てきます》

手術前のダメ押し、3度目の筋電図もまた無残な結果であった。
なんとかいい結果が出て、手術を回避できれば、と願っていたが、そううまくはいかんものだな~~。
いい結果どころか、前回「再支配が始まってる」といい感じに診断された「手首を上げる筋肉」なんて、悪くなってるほどだ。っていうか、麻痺発症後、初めて受けた筋電図の数値より悪い。まったくどういうことかね~。やる気なくなる。

検査を担当してくれた先生(リハビリ科の先生)から、橈骨(とうこつ)神経支配の筋肉を説明してもらった。
指を上げる筋肉、3個くらいが麻痺してる、と思ってたら、あと8個(8本?)が麻痺してることがわかった。

8個……。

1個も回復してないのに、あと8個も甦えさせるなんて、あまりにも長くて遠い道のりに思える。
それにしてもヒジから下の、それも1本の神経が支配してる筋肉だけでもそんなにあるなんて、本当、腕1本に、筋肉がみっしり何本もつまってることがわかりましたよ。

橈骨神経が支配してる筋肉の順番図(カーソルを合わせるとぜんぶ出ます)
kinnniku.jpg
※追記(2013年4月9日)
小さいことですが、こののち、短橈側手根伸筋も麻痺してることがわかりました。
また、ここでは短橈側手根伸筋を後骨間神経に入る手前に書いてますが、個人差があります。このページで解説してます。


字が汚く読めない可能性もあるので、ワープロでも記します。

上から順番に
① 上腕三頭筋
triceps brachii
3つの頭(長頭・外側頭・内側頭)に接続。
橈骨神経麻痺で上腕三頭筋がやられることはあんまりなく、そこがやられるってことはたぶん頸椎から来ているのだろう(私の勝手な推測です)。
② 肘筋(ちゅうきん)
anconeus 
ヒジを伸ばす、など。
③ 腕橈骨筋(わんとうこつきん)
brachioradialis
ヒジを曲げる、など
④ 長橈側手根伸筋(ちょうとうそく・しゅこんしんきん)
extensor carpi radialis longus (医療略語 ECR・L) 
手首を上げる、横(親指側)に曲げる、など。
⑤ 短橈側手根伸筋
extensor carpi radialis brevis(ECR・B)  
(親指側の)手首を上げる、横(親指側に)に曲げる、など。
上の長橈側手根伸筋とペアのよう。筋肉が長橈~より短いようだが、働きの違いは調べてもわからず。
⑥ 回外筋
supinator
前腕を(体側ではなく)外側に回す、など。
⑦ 尺側手根伸筋(しゃくそく・しゅこんしんきん)
flexor carpi ulnaris (FCU)
(小指側の)手首を上げる、横(小指側)に曲げる、モノを持ったときの手首の保持、など。
⑧ 指伸筋(総指伸筋)
extensor digitorum [communis](ED、またはEDC)
人差し指から小指の4指を上に上げる、手首を上げる、など
⑨ 小指伸筋 
extensor digiti minimi (EDM)
小指を伸ばす、手首を上げる、など
⑩ 長母指外転筋
abductor pollicis longus (APL)
親指を外側に回す、など
⑪ 長母指伸筋
extensor pollicis longus (EPL)
親指を上げる、など
⑫ 短母指伸筋
extensor pollicis brevis (EPB)
親指を上げる、など。長母指伸筋とペアのよう。長母指伸筋より短い筋肉。
⑬ 示指伸筋
extensor indicis (EI)
人差し指を上げる、手首を上げる、など

(尺側手根伸筋、総指伸筋、小指伸筋ら辺の順番は資料によって違います。総指伸筋が尺側手根伸筋より上だったり、とか。実際、個人差があるらしい。)

とにかく上から順番に治っていくとのことで。
手首は親指側から持ち上げられるようになり、次に小指側の手首も上げられるようになり、4本指、親指とゆっくり治っていく……。

※追記(2013年4月9日)
神経が事故などで完全切断されてない場合は、完全に「上から順番」というわけでもなく、下のほうが早く治ったりすることもある、とのことです。こちらにも書きました。


(神経が損傷してない、ちょっと神経が詰まっちゃったレベルの循環不良の方――1日から2、3カ月以内で治る人々――は、いっきにすべてが治るそうです)

この順番を教えてもらったことで、自分は回外筋というのも麻痺していて、手のひらをきちんと上に向けたり、外側に向けられないことに気づいた。
kaigaikin (2)
こういう風にくるっと外側に向けるのができないのだ。
この絵は『ぜんぶわかる筋肉の名前としくみ事典』成美堂出版 にあるのを真似しました。

なんとなく回し力がおかしいと感じていたが、それは四十肩のせいとか、麻痺した指が開かないから、とずっと思ってた。
まぁ、それほど生活に支障がなかったから、そこにあえて注意を向けてなかったが、いろいろ実は動いてなかったんだな。

※追記(2013年4月9日)
腕をこのように回す力は「上腕二頭筋」が代用してくれてるので、そんなに支障がないのでした。


そして、検査の先生曰く、私の場合は手首を上げる筋肉(長橈&短橈手根伸筋)がいくら動いてても、筋電図で脱神経をあらわしてるのだから、それより上の部分が神経の損傷個所ではないか、と言う。
手根伸筋の上の腕橈骨筋は正常値なので、腕橈骨筋と長橈&短橈手根伸筋の間(下記の図で、2つある好発損傷箇所のうち、上のほうの部分)ではないか、と推理するのだ。
こうはつ

そして、それは後骨間神経より上の部位なので、後骨間神経麻痺ではなく、橈骨神経麻痺と言っていいだろう、と。
なんなんだ、また橈骨神経麻痺に逆戻りって。

でも、整形外科の先生に言わせると、損傷箇所は、その場所より上の部分にも影響をおよぼす、ということだしなー。
また損傷個所がいくつもあるケースも多いそうで。

ってもうわけわから~~ん!
とにかく開けてみないことにはわからない、という話。

……て、まさかこの疾患と関係ない人が、こんな細かいとこ読んでないと思いますが、今一度訴えたいのは、こうやって、バカみたいに細かいこと記すのも、この疾患とかそれに近い病気の人で、かつ情報を求めてる方々の、ちょっとでも参考になれば、というおこがましい願いからなのです。

必要な人って本当に少ないと思いますが、残しておけばいずれ誰かのお役に立つと信じて、終わるまで報告し続けます。いいかげん、同じ展開ばかり書いて飽きてきてるけど。

それはともかく、最後の筋電図、最終オーディション、3度目の正直は来ず、手術は確定したのだった。

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【2012/11/04 18:48】 | 右腕の激痛と神経麻痺
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