《頸椎椎間板ヘルニアや筋筋膜性疼痛症候群と診断されたり、後骨間神経麻痺(橈骨神経麻痺)という疾患に苦しめられるあれこれを書いてます。左脇のカテゴリー「右腕の激痛と神経麻痺」をクリックすると古いもの順に出てきます》

そうやって、朝まで悶々と悔しさや憎しみや自分のバカさ加減などを思いつめて考えていると、急に背中に圧痛が始まった。
これは、「ガスが腸内にたまってるんだ」(ここからお恥ずかしい話になります。っていうか、全編そうなんですが)とトイレに行くと、腹がカエルのお母さんのように3倍くらいに膨れて、しかもボコボコとまだら模様ができて石のように固くなってる。

「メドゥーサの腹だ!」ってなんかブラックジャックでたしかこんなのあったよな、と思って家の者を叩き起こす(「メドゥーサの腹」が実際どんな症例だったかは覚えてないけど)。

ヤバい、ずっと動かず思いつめてたから、ガスが溜まりすぎた。しかも腸がまったく動かない。

でも1か月に一度はこういうことはあって、腸が引きちぎられるような痛みも出るけど、いつも横になると、腸がぜん動して治る。で、今回もそうしたが、まったく治らない。それどころか、どんどん圧迫が強くなって、体がメリメリいって裂けそう、胃腸などが口やら足から出そうなすごい圧力になってくる。せり上がりでオエ――ってなるけど、吐く物なし。エアばかり。
それより、あまりにガンガン圧迫してくるから、本当に死ぬんじゃないか、それもこんなガスごときのマヌケな死に方で、と思って、本能で怖くなり、「死に直面する怖さは味わいたくない、寝てるときに死にたい」などと震え、ってでもそんなことより尋常じゃなく腹の圧迫がすごくなってきて、ウーウーのたうち回ってたら、家の者が「救急車呼ぶ」と言いだし、「いや、こんなのすぐ治まる。つうかこんなんで行ったら恥ずかしすぎる」と悲鳴を上げながら言い、で、とにかく1時間半くらい、ギャーギャーヒーヒー言ってこらえてたが、ついにそれに耐えきれなくなった家の者が救急車を呼び、病院へ搬送されることとなった。

「間違いなくガスで、本当たいしたことないんだってば」と説明するも、どうしても止められない私のうめきや激しいのたうちに「そこまで苦しむのは腸ねん転か、尿道結石でしょう」と隊員の人。病院見つけてくれようとするも、5件くらいに断られ、やっと40分後くらいに入れたが、それまでも、検査の時間も、ずっと苦しくて、ずっと吼えっぱなしで、看護師さんを困らせた。

人間というやつは、苦しいときに本性が出る、という当たり前のことを実感。
ふだん調子のいい時は、自分は自制心もある大人中の大人で、世界一まっとうな人間のつもりでいたのだが、こういうときは産後の猫のような凶暴さが顔を出す。ずーーーっと、「早く、早くして」「ってか、何時何分何秒に先生来るの」「寒いっ、寒いっ、寒くて死ぬ」「暑いっ、暑くて死ぬ」「マジでやばい、ほんとうにあと1分で死んでしまう。死んだらどうしてくれんの」「いじわるっ!いじわるっ!」「冷たい顔っ!氷人間、氷人間」「シャロン・ストーンのつもりか」などのセリフをローテーションでずっとくりかえす。

点滴にしたって「絶対神経を傷つけないで!」を100回くらい言い、「あたしなんて注射、数限りなく受けてきたんだからね、ヘタかうまいかすぐわかるんだから」と、キャバクラの客が「俺は〇〇を見ればその店の良しあしがわかる」などとくだらなく見当違いなことを自慢するように失礼で頭の悪いことを言いまくる。
頭は「そんなこと言うな!うぁー言った、バカバカ! しかも何そのハズカシーセリフ! 謝れ! 今すぐ訂正しろっ 今ならまだいくらでも取り繕えるっ!」って命令するけど、口は何かに乗り移られたように勝手に暴言吐くし、けっして謝らない。
でもずっと「そうだねー、つらいねー」と手を握っててくれる優しい看護師さん。今でも思い出すと、その忍耐強さに泣けてくる。

きんさんぎんさんの、たしかぎんさんのほうだったかが、何かで病院運ばれて、若い看護師に「触んな、このクソババー」と手を振り払った、というイイ話があって、この話のキモは、ぎんさんが若い子に「ババ―」と言ったとこにあるが、私はこのぎんさんの口の悪さにも惹かれた。自分には絶対できないから「いいなー」と。
ところが、やっぱり自分もこうなると、赤の他人に平気でわがまま放題言えたわけで……。

検査の結果、やはりすごい巨大なガスがあちこちにたまって、どういうわけか腸も動かないってことで、自分の見立て通りだったのだが、薬でぜん動させると、あまりに痛すぎてそれこそ死にそうになるというので、とりあえずガスをしぼめる薬を打ってもらったら、あっという間に苦しみがなくなった。
そこからは、看護師さん曰く、ゆでだこのように真っ赤な顔して尋常じゃないほどの汗をかきながら病院で1日寝させてもらうと、完全に凶暴な自分は消え、いつもの穏やかで礼儀正しい自分(ってこっちが嘘なんだけど)に戻れた。

「しばらくは、間違いなく、またくりかえすから入院を」と止められたが、「大丈夫です」と何かすごい戦いあとで虚脱したようにヨロヨロになりながら病院を出る。
その時居た看護師さんたちには平謝りに謝れたけど(「まぁ、別人みたいね」と言われる)、一番迷惑かけた方が寝てる間に帰っていて、それが残念であった。


ってバカみたい。まちがいなく、これこそ心でなった病気だ。
人への不信感を勝手に自分で膨らませて、自分は苦しむけど、当の本人は、まったくそんなことはつゆ知らず。私の存在すら知らないだろう。本当に人を憎むのってバカバカしい。自分がつらいだけだ。あげく手の装具が作れるくらいのお金がポーンと吹っ飛び、また社会的な言い方すると医療費の無駄遣いをしてしまったことになる(このことに関しては反省なし)。
家へ帰ってからも、どーしてそんなに寝れるんだ、というほどに1日寝たら、次の日は完全に何事もなかったかのような元気さ。
これこそ自然治癒力!! 

って、どうして、普通はこうなのに、腕は、私の腕の神経は回復しないのだ。

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【2012/09/06 07:26】 | 右腕の激痛と神経麻痺
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お世話になりました&お大事に
M.Watanabe
昨年お世話になったマヤ・アステカに続き、エジプト、ギリシャも読んで久々にブログを拝見したら大変な事になってますね。
南米の後は中国、インドも制覇して頂きたいので是非とも精神力で復活してください!。人間の治癒能力(希に奇跡的な回復例もあり)は科学では説明できないものもあって、治りたいという気持ちが大切らしいです。


M.Watanabeさまへ
芝崎みゆき
M.Watanabe様、うれしい励ましをありがとうございます。

HPhttp://www2u.biglobe.ne.jp/~ryuusei/product/tabi1109.htm
見させていただきました。なんとマヤ・アステカ本2冊を大々的に取り上げてくださってる!! うれしすぎます。
(さらにエジプト、ギリシアもお読みいただいたとは!! 本当になんと奇特なお方でしょうか。ありがとうございます!!)
しかも抜きで地図を新たに作ってくださったり、その使い倒して下さった様子が、本当書いた者冥利に尽きます。

旅行記録、本当に詳細に書いておられて、両替や成田までのお得な宅配など、役立つ情報ばかりですね。
充電器の数にびっくりしました、そういえば自分もあんなもんだったなー、とか、いろいろ思い出しました。
飛行機の様子とか、すべて本当に旅気分を味わえる臨場感だし、メキシコ国内も時間を一切無駄にせず、あらゆるものをご覧になっていて。
こんなの知らない、っていうのがたくさんあって、新鮮でした。
街の銅像へのツッコミとか吹きだしました。
メヒコの風が吹いて、懐かしい気持ちでたまらなくなりました。
気が付けば熟読して、ぜんぶ読んでいました。
クサクサした気分が洗われたように思います。
コメントと、すばらしいHPのご紹介を本当にありがとうございました。
中国、インドと、なんとしてもがんばろうと思います!


手術過誤と血腫放置事件の神経麻痺
星降る子
読ませて頂きました。いつぞや新聞に載っておられた方かなあと思いつつ、読ませて頂きました。神経は1日に1mm伸びる、という説、本当でしょうか?婦長は1日に2mm伸びると言い、神経内科の医師は1日に0・5mmといい、他の名医は一年間で0・5mm伸びるという説。神経麻痺患者が治らないのは どうも神経麻痺はいったん起きると治らない、ということでしょうか。私はギックリ腰から、左腰の痛みをとるために関西の労災病院に入院。人体実験風の新式術式を無断で使用され、手術時間は予定の2時間半を倍以上、超過し、チタンは神経に当たり、血腫でも麻痺を起こされた患者です。職場復帰も不可能となりましたが、医師は『麻痺認めず』とカルテに多々、嘘を記載していました。

星降る子さまへ
芝崎みゆき
星降る子さま、ブログを読んでいただきありがとうございます。
信じられないようなたいへんな目に遭われたのですね。星降る子さまのブログを幾ページか読ませていただきましたが、こんな地獄のような思いや苦痛を味わっておられるだなんて、本当に怖くて怖くて鳥肌が立ちました。
私も痛みをちょっとはかじりましたが、それを何千倍も上回る恐ろしい痛みと闘っているのですね。
そして麻痺も本当に大変なことになっておられて……。
そういう身体的苦しみに加えて、お医者さんの無理解、意思の疎通の困難さなど、私だったら絶望してしまうところを、星降る子さまの精神力はスゴイと思います。

神経が1日1ミリ説の真相はほんとうどうなんでしょうね。でも1年間で0・5ミリでは、一生到達しませんよね。
現に切断さえされなければ、多くの人が治ってるということですし、ちゃんと再生されると信じたいです。
ただ、神経と筋肉は代謝が悪いトップ2ということですので、ほかの部位よりは相当治りが悪いのでしょうね。

ただただ星降る子さまから苦痛が消え去って、足が動いていただきたいです。
私も手術の際は、よく話し合って、挑もうと思います。

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お世話になりました&お大事に
昨年お世話になったマヤ・アステカに続き、エジプト、ギリシャも読んで久々にブログを拝見したら大変な事になってますね。
南米の後は中国、インドも制覇して頂きたいので是非とも精神力で復活してください!。人間の治癒能力(希に奇跡的な回復例もあり)は科学では説明できないものもあって、治りたいという気持ちが大切らしいです。
2012/09/06(Thu) 19:08 | URL  | M.Watanabe #V81E8UhM[ 編集]
M.Watanabeさまへ
M.Watanabe様、うれしい励ましをありがとうございます。

HPhttp://www2u.biglobe.ne.jp/~ryuusei/product/tabi1109.htm
見させていただきました。なんとマヤ・アステカ本2冊を大々的に取り上げてくださってる!! うれしすぎます。
(さらにエジプト、ギリシアもお読みいただいたとは!! 本当になんと奇特なお方でしょうか。ありがとうございます!!)
しかも抜きで地図を新たに作ってくださったり、その使い倒して下さった様子が、本当書いた者冥利に尽きます。

旅行記録、本当に詳細に書いておられて、両替や成田までのお得な宅配など、役立つ情報ばかりですね。
充電器の数にびっくりしました、そういえば自分もあんなもんだったなー、とか、いろいろ思い出しました。
飛行機の様子とか、すべて本当に旅気分を味わえる臨場感だし、メキシコ国内も時間を一切無駄にせず、あらゆるものをご覧になっていて。
こんなの知らない、っていうのがたくさんあって、新鮮でした。
街の銅像へのツッコミとか吹きだしました。
メヒコの風が吹いて、懐かしい気持ちでたまらなくなりました。
気が付けば熟読して、ぜんぶ読んでいました。
クサクサした気分が洗われたように思います。
コメントと、すばらしいHPのご紹介を本当にありがとうございました。
中国、インドと、なんとしてもがんばろうと思います!
2012/09/07(Fri) 01:14 | URL  | 芝崎みゆき #tV.v9NK6[ 編集]
手術過誤と血腫放置事件の神経麻痺
読ませて頂きました。いつぞや新聞に載っておられた方かなあと思いつつ、読ませて頂きました。神経は1日に1mm伸びる、という説、本当でしょうか?婦長は1日に2mm伸びると言い、神経内科の医師は1日に0・5mmといい、他の名医は一年間で0・5mm伸びるという説。神経麻痺患者が治らないのは どうも神経麻痺はいったん起きると治らない、ということでしょうか。私はギックリ腰から、左腰の痛みをとるために関西の労災病院に入院。人体実験風の新式術式を無断で使用され、手術時間は予定の2時間半を倍以上、超過し、チタンは神経に当たり、血腫でも麻痺を起こされた患者です。職場復帰も不可能となりましたが、医師は『麻痺認めず』とカルテに多々、嘘を記載していました。
2012/10/06(Sat) 21:00 | URL  | 星降る子 #-[ 編集]
星降る子さまへ
星降る子さま、ブログを読んでいただきありがとうございます。
信じられないようなたいへんな目に遭われたのですね。星降る子さまのブログを幾ページか読ませていただきましたが、こんな地獄のような思いや苦痛を味わっておられるだなんて、本当に怖くて怖くて鳥肌が立ちました。
私も痛みをちょっとはかじりましたが、それを何千倍も上回る恐ろしい痛みと闘っているのですね。
そして麻痺も本当に大変なことになっておられて……。
そういう身体的苦しみに加えて、お医者さんの無理解、意思の疎通の困難さなど、私だったら絶望してしまうところを、星降る子さまの精神力はスゴイと思います。

神経が1日1ミリ説の真相はほんとうどうなんでしょうね。でも1年間で0・5ミリでは、一生到達しませんよね。
現に切断さえされなければ、多くの人が治ってるということですし、ちゃんと再生されると信じたいです。
ただ、神経と筋肉は代謝が悪いトップ2ということですので、ほかの部位よりは相当治りが悪いのでしょうね。

ただただ星降る子さまから苦痛が消え去って、足が動いていただきたいです。
私も手術の際は、よく話し合って、挑もうと思います。
2012/10/07(Sun) 19:17 | URL  | 芝崎みゆき #tV.v9NK6[ 編集]
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