《頸椎椎間板ヘルニアや筋筋膜性疼痛症候群と診断されたり、後骨間神経麻痺(橈骨神経麻痺)という疾患に苦しめられるあれこれを書いてます。左脇のカテゴリー「右腕の激痛と神経麻痺」をクリックすると古いもの順に出てきます》

腕痛発症から4か月弱、麻痺からは3カ月ちょっと経った。
2回目の診察の日は、前回よりは混んでなく2時間待ち。先生のこないだのカリカリ・ムードは混んでるゆえの事と思いたいがどうであろう。
と、まぁ挨拶はやっぱり無視されるし、人の顔はやはり見ない。そして何より大丈夫か、って思ったのが、乱暴なこと。前触れなしで、急にガッと人の手をつかんで曲げたり、そらしたりする。「痛て――なっ」って思わず条件反射で文句出ちゃった。
不意に動かすことで何かを測る、っていうのもあると思うけど、あれはそんなんじゃない。ただ目の前の何か「物」を動かしてる感じ。もう一人の優しい先生は本当に優しくゆっくり動作だったり、ちょっと痛くなりそうなときは必ず前もって言ってくれたのに。
でもいいところはこっちが怒ったりムッとしたりすることにまったく気づかないでくれるところ。安心してムッとできるよ。やっぱり澤口先生(ホンマでっか)と同じで、コミュニケーションに難のある方なのだろうか。

また、質問もウザがられるかと思ったが、いちおう全部答えてくれた。
一番気になってた
「腕の痛みがまだ続いてるというのは、まだ神経が炎症を起してる真っ最中ってことで、損傷が延々続いて、ぜんぜん再生に向かってないのではないか?」
ということには
「神経の再生にも痛みが伴うときがあるので、痛いからと言って再生がスタートしてないわけではない」と。

うん、その「神経の再生時にも痛みが出る場合がある」っていうのはネットでも見て、へーっと思った。
「再生・復活の痛み」って、なんかすごく興味深い。何つうか神話的な感じでもあるし、生命のほとばしりやエネルギーを感じるというか。

まぁそれはいいとして、ふつうに考えると、イメージとして「破壊」と「再生」の痛みは違うのではないのか? 
でも私の場合、麻痺前と麻痺後で、痛みの種類がまったく同じなんだよね。麻痺の件とは全く関係なく、「こっちはこっちでワシら、ひたすらがんばっとります」と勝手になんかの痛みがずっと継続してただけ、という感触。

でもこのことを知ってからは、今までとは違う種類の痛みがあったり、一回も痛くないところが痛くなったら、再生の印かも、と希望を持つようになった。

あと、「麻痺が3カ月越したら、手術は早ければ早いほどいいっていう話もあって不安です。先生の診た患者さんで3カ月とか6か月を超えて自然治癒した人はいますか?」の質問には「7か月の人がいる」ということ。

そのほか、ネットでも一人、7か月で治ったという人を見つけたのだ(この方)。ただし後骨間神経麻痺ではなく、治りやすい橈骨神経麻痺だけど。

この方と、先生のその症例だけが今の私のよすが。
そのほか質問して答えてもらったこと。

・神経炎の原因はわからない。
・傷が治りにくいことやむくんでるのは自律神経が乱れてるから。

先生の診察が終わって、それからその日は装具屋さんが来てる日だったので、話を聞きに行く。書字や絵を描ける装具はないか、と問うと、いろいろ写真は見せてくれるが(こういうの)、サンプルがない。会社にもないという。
私の希望にたぶん一番合ってるのが「トーマス式」というヤツだというのだが(4万円、保険で3割負担)、その方が勤めてから一度も出たためしがなく、ちゃんと字が書けるか自信がないという。
年に2回ある装具博覧会でほとんどのリハビリ道具が勢ぞろいするそうだが、そんな大会ですら、トーマスは出品されないという。それほどレア物なのか、トーマス。
これが2千円くらいだったら、試しに作ってもらおうと思うけど、1万いくらとなると、どうも躊躇してしまう。しかも一回4万円をまず支払って、書類とか作って保険の申請してから7割バックしてもらうとか、とにかく面倒くさいのだ。

でも装具屋さん、放り出さずに、なんとかトーマス環境をそこら辺にあるもの(ボールペンとかバンドとか)で作りだして、こんな具合になりそうだ、などの実験をしてくれる。

そういった付け焼刃の物品などではまったく感触が違うのだろうが、なんかこれでは字が書けない、と思った。
それより手首がとにかくフラフラするので、手首を固定することが、一番マシな線が引けることがわかった。まぁそれでもやはり本来の40パーセントくらいの出来なのだが。

そしたら、葬具屋さん、「だったらこんなのじゃなくて左手で簡単に装着できるバンドを次の回までに作ってあげますよ」と言ってくれ、しかもそんなのは余ったものですぐできるから、金もいらないと天使の言葉。

はぁ~~、不幸中の幸い、地獄に仏。ほんとうごくごくたまに、たま~~に会える奇跡のような優しい方。
っていうか売り上げにならなくて申し訳ないなー。4万円の売り上げをダメにしたっていうのに。

装具屋さんが作ってくれたバンド
装具屋さんの
「書くこと」には手首のスナップが重要なことがわかった。でも何かが決定的に足りない。どんなものものしい立派な装具をつけたとしても人間の筋肉を再現することは不可能なのか。
トーマス体験者がいないかと、ネットで検索したが、もちろん見つからず。

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【2012/09/05 05:23】 | 右腕の激痛と神経麻痺
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エッセイ
しろ~
先生の腕が少しずつでも良くなる事を祈っています(御朱印集めが趣味なので行く先々で祈ってきます)。
それまでは、エキさんみたいにエッセイを書くのはどうですか?、先生のエッセイ本だったら2万円でも買いますよ。
あと、しんどいでしょうから返事もいいですからね。

しろ~さまへ
芝崎みゆき
しろ~さん~~。2万円って!!
本当に温かすぎるご提案、ありがとうございます。
あーーっ、エッセイ書きたーい。って書きたいって言って書かせてもらえるものじゃないですが……。
でも自分の人生計画では、古代文明本何冊か出したのちに、日常エッセイ書こうなんて思ってたんですよね。イラストのあるやつで。
それはそうと、御朱印集めとは風流な。って、すみません、初めて聞く言葉で、今検索して知りました。面白いですねー。しろ~さんの深みをまた知りました。


ポポ手
 いつのまにか大量文書が一挙掲載(て、きょう気づいたから一挙なのか)されてて驚きました。
 改めて大変だったのですね〜。
 廃用症候群とかガスでお腹がぱんぱんとか、身内や自分に覚えのある症状もありましたが、手の症状は本当に長年生きていて未知の領域です。
 そしてこんなに大変な状況を伝えているのに、相変わらず徹底的に自己を客観視なさっていて、「メドゥーサの腹」などの笑いあり、「再生の痛み」などの深みあり、つくづく芝崎さんて凄いです。
 手専門の先生もキャラ立ってるというか、職人というか。
 
 まだ大変な状況には変わりないようですが、読んでると少しずついい方向に動いているようにも感じます。なによりこういう連載(cのりちゃん1968)を書けるようになったのはいい兆候なのでは。
 私も芝崎さんのエッセイ本読んでみたいです!  

ポポ手さまへ
芝崎みゆき
ウェーイっ! ポポ手さんに褒められたぜーー!
そうなんですよ、「連載」がんばってたんですよ。独り勝手連載。
まさか、こんなに早く気づいてくださるとは、ありがとうございます。

『歯医者が怖い』by大塚ひかりに影響されてのことなのです。また真似! 何でも真似。
あそこまでいさぎよくはなれませんが、ツマラナイ日常の代償行為というか、現実逃避というか。
でもはりきりすぎて、左手がヤバくなってきたので、だんだん尻すぼんできました。
あと、もう少しで現在に行けそうなんですが。

「廃用」もポポ手さんに教わった怖い言葉! そんなものにならないように、怠りなく動かしてやらねば。
ツイッター上での助川さんをめぐるポポ手さまとtontonさんのやりとりが、何か興深かったです。
そうだ、再生・復活の痛みに着目したのって、まちがいなく『古事記 いのちと勇気の湧く神話』に影響されたからです。つくづく影響されまくりです。

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この記事へのコメント
エッセイ
先生の腕が少しずつでも良くなる事を祈っています(御朱印集めが趣味なので行く先々で祈ってきます)。
それまでは、エキさんみたいにエッセイを書くのはどうですか?、先生のエッセイ本だったら2万円でも買いますよ。
あと、しんどいでしょうから返事もいいですからね。
2012/09/05(Wed) 09:01 | URL  | しろ~ #-[ 編集]
しろ~さまへ
しろ~さん~~。2万円って!!
本当に温かすぎるご提案、ありがとうございます。
あーーっ、エッセイ書きたーい。って書きたいって言って書かせてもらえるものじゃないですが……。
でも自分の人生計画では、古代文明本何冊か出したのちに、日常エッセイ書こうなんて思ってたんですよね。イラストのあるやつで。
それはそうと、御朱印集めとは風流な。って、すみません、初めて聞く言葉で、今検索して知りました。面白いですねー。しろ~さんの深みをまた知りました。
2012/09/06(Thu) 01:44 | URL  | 芝崎みゆき #tV.v9NK6[ 編集]
 いつのまにか大量文書が一挙掲載(て、きょう気づいたから一挙なのか)されてて驚きました。
 改めて大変だったのですね〜。
 廃用症候群とかガスでお腹がぱんぱんとか、身内や自分に覚えのある症状もありましたが、手の症状は本当に長年生きていて未知の領域です。
 そしてこんなに大変な状況を伝えているのに、相変わらず徹底的に自己を客観視なさっていて、「メドゥーサの腹」などの笑いあり、「再生の痛み」などの深みあり、つくづく芝崎さんて凄いです。
 手専門の先生もキャラ立ってるというか、職人というか。
 
 まだ大変な状況には変わりないようですが、読んでると少しずついい方向に動いているようにも感じます。なによりこういう連載(cのりちゃん1968)を書けるようになったのはいい兆候なのでは。
 私も芝崎さんのエッセイ本読んでみたいです!  
2012/09/06(Thu) 19:44 | URL  | ポポ手 #J7nTh0B2[ 編集]
ポポ手さまへ
ウェーイっ! ポポ手さんに褒められたぜーー!
そうなんですよ、「連載」がんばってたんですよ。独り勝手連載。
まさか、こんなに早く気づいてくださるとは、ありがとうございます。

『歯医者が怖い』by大塚ひかりに影響されてのことなのです。また真似! 何でも真似。
あそこまでいさぎよくはなれませんが、ツマラナイ日常の代償行為というか、現実逃避というか。
でもはりきりすぎて、左手がヤバくなってきたので、だんだん尻すぼんできました。
あと、もう少しで現在に行けそうなんですが。

「廃用」もポポ手さんに教わった怖い言葉! そんなものにならないように、怠りなく動かしてやらねば。
ツイッター上での助川さんをめぐるポポ手さまとtontonさんのやりとりが、何か興深かったです。
そうだ、再生・復活の痛みに着目したのって、まちがいなく『古事記 いのちと勇気の湧く神話』に影響されたからです。つくづく影響されまくりです。
2012/09/07(Fri) 01:38 | URL  | 芝崎みゆき #tV.v9NK6[ 編集]
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