《頸椎椎間板ヘルニアや筋筋膜性疼痛症候群と診断されたり、後骨間神経麻痺(橈骨神経麻痺)という疾患に苦しめられるあれこれを書いてます。左脇のカテゴリー「右腕の激痛と神経麻痺」をクリックすると古いもの順に出てきます》

ネットでにわか勉強する日は続く。
先生に、なんで神経炎になったか、そもそも神経炎って何?とか聞きたいけど、次の診察でも、あの、人を拒絶するような態度では何も聞けない。調べられることはこっちで調べて、病院はどうしてもわからないことを聞くところ、としよう。

で、わかったこと。

末梢神経の麻痺を起こした神経の損傷度合いは大きく分けると3段階あって、

1、 ちょっと圧迫される程度→一時的な循環不良で神経の損傷はなし。
これが、橈骨神経麻痺になった人たちのほとんどの理由。恋人に腕枕を2時間してしまったとか、腕を下にして寝てしまったとかで。
そんなことくらいでなるんだったら人間全員がしょっちゅうなりそうなものだけど、なんだかんだ人間は寝てるときも動いてるそう。だから深酒をしたり、睡眠薬を飲み過ぎたりしてなる人がほとんど。
私もリリカ(眠くなり過ぎの鎮痛薬)のせいにして、深く寝たことをずっと悔やんでいたけど、それだったら、本当どんなによかったか。

2、 神経の芯である「軸索」と言うのが断裂してしまったもの。これが私のやつ。
軸索とは、優しい先生言うところの電気コードの銅線に当る、とにかく中心人物。

神経って、生命って、本当に神秘だ。
まず一回、ある箇所で、その芯が切断とか破損されるようなことが起こると、その切れた部分から末端にかけての神経の芯がまるごと崩壊するのだそう(軸索変性)。だから、末端の指とか、手首から下が麻痺してしまう。

芯がダメになったらおしまいじゃん、と普通はなるけど、切れた部分からまた芽が出て、ゆっくり再生され(1日平均1ミリのスピードで)、末端に伸びていき、元通りになるのだ。スゲー、寄生獣、最終巻のミギー復活を思い出したよ! ということで、芯よりも大事なのは、電気コードで言うところの、上っ皮のゴム(プラスチック?)の部分なのだそうだ。そのゴムが一番大事なものであって、それがなければ、神経の軸は再生されても道がないので、あっちこっち勝手に行ってしまうのだそうだ。道筋が壊れさえしなければどうにかなるのだ。電気コードと神経の原理は似て非なるものなのだ。

※追記 ここらへんで以前に「銅線」を「絶縁体」と間違えて書いており、コメントでご指摘を受け、直しました。

ってこれ、1本の神経に1本の軸みたいな感じに書いてるが、本当は神経はそれら軸とそのまわりを包むコロモが何本も束ねられたもの。
それらの軸索が壊れれば壊れるほど、麻痺の深刻度が上がるそう。

3、 神経断裂。外傷などによる完全断裂。
事故になったりして、その時に接合すれば治るけど、時間が経つと回復は望めないみたい。

ってここまで書いてなんだが、だいたいこんな感じで合ってると思うけど、まちがえてるかも。くわしく知りたい方はたとえば下に記すURLでお確かめ下さい。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1055748370

http://q.hatena.ne.jp/1163427947

http://tmin.igakuken.or.jp/medical/16/neurite1.html

http://www.shiga-med.ac.jp/~koyama/analgesia/react-nervinj.html

「1日1ミリ再生するから全治3~6カ月かかる」などの文章をよく目にしていて、なんで、損傷した部位なんて、1センチやせいぜい3センチくらいなのに、そんなに時間がかかるんだ?って不思議に思ってたが、これでわかった。いったん全部無くなっちゃって、一からやり直すからなんだ。しかも「1日1ミリから4ミリ」と高い数字を出してる方もいる。だったら肘から指だと30センチあるから3から6か月でぴったりとなる。謎がどんどん解けていくよ。
でも嫌なのは「1日、0.3ミリから1ミリのスピード」って言ってる人もいること。0.3ミリだったら、一生到達しなさそう。
それにここを見たら、損傷部位からまず最初の再生が始まるのは相当時間がかかってとても1日1ミリペースじゃないみたい。ここを抜けるまでが0.3ミリ・スピードのところかな。さらに末梢に行くにつれ、またスピードが下がるようだ。

私は1本麻痺しただけで、もんのすごい悲壮感を抱えてるわけだが、なんと体中の末梢神経が次々、ぜんぶ、麻痺しちゃう病気もあって、それが大原麗子とか、あとホタテマンもなってたギランバレー症候群ってやつ。こわすぎるっ! そんな不自由なことってあるか。
どうやらウィルスが原因なようなのだが、それも神経の不思議で、だいたい半年後にすべての神経が再生され、寛解するようなのだ。
大原麗子の場合は、ずっと引き続いてしまったんだろうな。
「この病気は本当につらいのよ」って浅岡ルリ子とかにしつこく愚痴ってたそうだけど、今なら1本麻痺の私が言うのはおこがましいが、理解できる。
ちょっとでも自分の身にならないと、病気のことはぜったいわからない。
うつ病で苦しんでるとか言われても、同情はしても、本当の心の闇、つらさは他人事だ。
ギランバレー症候群だって、ただ四肢に力が入んなくて、元気が出ないくらいの病気かと思ってた。
ギランバレーでは、すごい激痛がある人もいるってことで、痛みのストレスも同じだ(それだって、私の「腕1本」だけのストレスとは大違いのすさまじい痛みだろう)。

神経由来のものって、何かと激痛を伴ってる。
帯状疱疹も、よく「死ぬほどの激痛に襲われる」って聞いてて、でも皮膚に水泡ができることの痛みかと思ってたら、それもウィルスが神経を冒していくときの痛みってことで、神経だったのか、と急に仲間意識が芽生える。

あとガン! ガンといえば痛み。痛みがひどすぎて、「よく殺してくれー」っていうのを本やテレビなどで目にしてて、あれらはガンという生物が放つ痛みと思ってた。そしたらいくつかの痛みの種類のうち、ガンが神経を冒して神経を壊すときの痛みってのがあった。神経由来のもあったんだ。痛みは神経だ、という当たり前のことをいまさら知る。

あとづけっぽいけど、10年前に右手と同じように左手に激痛が走ったとき、最初に直感的に思ったのが、「腕の神経に毒とか、なんかウィルスが入った」ってこと。それで神経内科に行ったけど、たまたまレントゲンで首に骨棘があったので、頸椎ヘルニアの可能性の方が高い、と整形外科に回されたのだ。もし今度の先生の言うように神経炎症が原因で、痛みが起こってたとしたら、そして左手も同じだったとしたら(麻痺は免れたものの)、私の体感による見立ては、あたらずといえども遠からず、ってことになる。ってそんなもん威張ってもまったく意味ないのだが。

それはともかく、自分がこうならなかったら、これらのことはまったく知らない世界で誤解したままだったが、私の状態を友だちや知り合いに言っても、どんなに言葉を尽くして説明しても、当然のことながら理解されてない。
まぁ、割と「痛み」に関しては、想像しやすいみたいで、やたら「大変だねー」などとねぎらわれる。
でも「麻痺」なんて言っても、シビレくらいに思ってる人から、完全に動かなくなって、何をしても感じなくなってしまった、くらいに思う人もいる。
そりゃーそうだ、私だってそう思ってたもん。せいぜい、歯に麻酔した時のあの感じくらいしか思い浮かばないよね、ふつう。
だから、「麻痺で痛みの感覚なくなって、そこはよかったじゃん」という人もいた。
って、でも違うんだよね。運動神経だけが麻痺したのであって、痛みはぜんぜんあるのだ。

それにぜんぜん動かせないというわけではなく、私の場合はただ手首が安定しないことと、指が上に上がらないということだけなのだ(こんなこというと、ますますどういう塩梅かわからなくなるよねー)。
ただそれだけのことができないだけで、字も絵も書けなくなってしまうこの不思議。

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【2012/09/04 02:43】 | 右腕の激痛と神経麻痺
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>電気コードで言うところの、絶縁体を包む、上っ皮のゴム(プラスチック?)の部分なのだそうだ。


絶縁体というのはまさにその上っ皮のゴムのことですよ
芯線と外を絶縁するから絶縁体です

助かります!!
芝崎みゆき
ご指摘大変にありがとうございます!!
完全にそう思い込んでおりました。
両手でタイピングできるようになったらきちんと追記でまちがいを直したく存じます。

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コメント
この記事へのコメント
>電気コードで言うところの、絶縁体を包む、上っ皮のゴム(プラスチック?)の部分なのだそうだ。


絶縁体というのはまさにその上っ皮のゴムのことですよ
芯線と外を絶縁するから絶縁体です
2013/01/09(Wed) 11:06 | URL  |  #-[ 編集]
助かります!!
ご指摘大変にありがとうございます!!
完全にそう思い込んでおりました。
両手でタイピングできるようになったらきちんと追記でまちがいを直したく存じます。
2013/01/11(Fri) 07:21 | URL  | 芝崎みゆき #tV.v9NK6[ 編集]
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