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《頸椎椎間板ヘルニアや筋筋膜性疼痛症候群と診断されたり、後骨間神経麻痺(橈骨神経麻痺)という疾患に苦しめられるあれこれを書いてます。左脇のカテゴリー「右腕の激痛と神経麻痺」をクリックすると古いもの順に出てきます》

そこからは狂ったようにiPod touchでネット検索。
まず気になったのは、先生たちが盛んに不思議がる、「ふつうの橈骨(とうこつ)神経麻痺じゃない」という2つの兆候、
①感覚神経が正常(シビレなどの感覚の異常がないこと)

②手首を上げられること。

橈骨神経麻痺って最初からずっと言われてたから、橈骨神経麻痺のことしかネットで探していなかった。
そしていろいろ見てるうちに、完全に私に一致するのを見つけた。それが後骨間(こうこつかん)神経麻痺というやつ
(橈骨神経麻痺と後骨間神経麻痺のちょっとした違いはここに)。

橈骨神経は腕の肘あたりで運動神経(深枝)と感覚神経(浅枝)に分岐するんだけど、運動神経だけがやられるとまったく私の症状になる。感覚神経は正常で、そして手首は上げることができる(ただし、スナップは不安定でぐらぐらして頼りない。親指側から上がるけど、小指側からは上げることができない。こういう手首の細かい症状も後骨間神経麻痺の症状と寸分たがわずまったくいっしょ)。指だけが上がらないのだ。

普通の橈骨神経麻痺は二の腕の圧迫によるもので(高位麻痺)、後骨間神経麻痺は肘近辺(前面部)の部位に圧迫が起こっている(低位麻痺)。(もっと細かい話になると、好発部位は肘下の腕前面部のフローゼorフロセのアーケードってところ)。

それまでよくネットで目にしたのが、神経は上から末端にかけて1日1ミリずつ良くなっていく、というもの。それならば、低位で起こった麻痺のほうが早く治癒するではないか。なのにどうして、あの先生は1年などと言ったのだろう。

検査結果を聞きに、再び国立病院の神経内科に行くと、
「この前言ったように、やっぱりすごい悪い、ってことです」って言って終わらせようとする。

えっ、こないだの親身な感じはどこへ。
いや、そんな女心の変化はいいけど、「ここでこの数値が出たから、これこれこうなんです」とか、そういう説明はないの? 

「イヤイヤ、そんな抽象的なことではなくて、きちんと何がどうなのか説明していただけますか?」と言うと、ちょっとムッとされたけど、報告書を見せてくれ、説明してくれた。
やはり一度に専門用語を羅列されて、シロウトには頭がクラクラするような内容だったけど、橈骨神経由来の筋肉に悪いところが見られ、電気を通す検査でも橈骨神経の運動神経のみが悪いということで、結局、この前聞いたときと同じことしかわからなかった。

橈骨神経のどの場所が麻痺を起させてる部位なのでしょうか、と聞いてみる。
筋電図ではどこで病気が発生して、今、どの部位まで治ってるということがわかる、とネットでは書いてあったから(というか、私がそう解釈したから)。
そうしたら、それはわからないという。手首を動かす筋肉が肘ら辺にあるので、肘より下であるのは確かだろう、ということ。って、それなら、筋電図やらなくても手首の動きと感覚神経が正常なことで推測できるよね。もっと何センチ単位でズバッと問題箇所がわかるのかと思った。

そして、神経伝達速度の波形を見て、目の前真っ暗になった。
尺骨(しゃっこつ)神経と正中神経の波形はちゃんと波があるのに、橈骨神経の波形は直線。無反応。これって、心電図でいう、死んだ状態じゃん。

正中神経
正中神経

尺骨神経
尺骨神経

そして橈骨神経
koukin.jpg
しーーーーーんっ

私の橈骨神経って死んでんじゃねーの? いくらなんでもこんな無反応ってある? 

そして、先生はまだ「でも芝崎さんの場合は、本当に変なのよ。シビレはないし、手首は上がるし」って言うから、「なんかネットで、橈骨神経の運動神経だけの麻痺で、後骨間神経麻痺っていう名称があるって、なんかチラッと見た気がするんですが、それですかね」といちおうシロウトの生意気さを出さないようにあくまでもバカっぽさを醸し出してモヤモヤ~~っと言ってみた。でも先生は、女だし空気が読める方であり、私の中の「なんでそんなこと知らないの」を嗅ぎ取ったようで、ムッとして「私はそういう細かいこと知らないでいいのよ。神経内科ってのは神経全体の病気を取り扱うのであって、たとえば、パーキンソン病とか認知症とかね、細かい1本の末梢神経のことなんて、分野外なの。それは整形外科医の範疇なの」って、けっこうキレ気味になった。
やっぱり、素人にわかった風なこと言われると頭にくるんだろうね。それに、後骨間神経も橈骨神経なのだから、橈骨神経でまちがいないし。
でも、私だって重箱の隅をつつくような指摘をしたいわけでも、ちょっと知ったことをひけらかしたいわけではない。ただ、この前、みんなに首かしげられて、不思議だ不思議だって、あまりにもありえない感じにされてたからさぁ。普通に病名ついてるじゃん、って思って。

そして先生はまだ言い聞かせたいのか
「整形外科だって、得意な分野が分かれてて、例えば手が得意な先生だって、肘の部分は強いけど、肩はちょっと、という人とか、それぞれ、とても狭いところをやっているのよ」と続ける。

うん、確かにそれでいいと思う。っていうか、整形外科も、ここは足の先生で足専門で見てます、ってやってくれればいいのに。そしたら、そこめがけて行くのに。得意じゃないところもオールラウンドにやらせたら、患者も先生も不幸。

とそんなことはさておき、とにかく橈骨神経の、神経伝達速度検査のこの無反応状態に、さらにこの間行った時よりショックを受け、また家に帰ってみじめに泣きじゃくり、ネット。まず神経伝達速度の波が無反応なやつがあるのか、チェック。橈骨神経麻痺の波例が出てきたが、ちゃんと薄く波が出ている。私のような無反応ではない。ハ~、やっぱりダメなのか……。

それから報告書にある専門用語をいちいちチェック。
結論のところに「橈骨神経に軸索変性所見を認める」ってあるけど、「軸索変性」ってなんだろうか。で調べると「神経の軸が壊れたり消失したりすること」だって。消失って! しかもその場合の神経伝達速度検査の波形を例に載せてくれてるけど、それさえもちゃんと波が小さくある。私のようにとにかく無反応ではない。やはり死んでるのか、神経。ネットにある専門用語ではわからん。これは明日、もとの整形外科に報告書を持っていくとき聞いてみよう。

そして後骨間神経麻痺のことも徹底的に調べる。
橈骨神経麻痺は「3カ月で治り、ほとんどは自然治癒」となってるのに、後骨間神経麻痺だと「3~6か月以内に治らなければ手術」というのが目立ち、鳥肌が立つ。だから、なんで高い位置にある橈骨神経麻痺のほうが早期に治るんだ? 

それでようやくわかったのが、橈骨神経麻痺の場合、原因のほとんどが外部からの圧力だけど、後骨間神経麻痺の部位は寝てどうこうなったなどはなく、あまり外部から圧力かからないような場所なのだ。外部圧力ならいいのだが(外因性)、勝手に神経が炎症を起こしてなるものが厄介なのだ(内因性)。その場合は、神経表面だかの圧力を手術などで取るんだって(神経剥離術)。もう手術決定ムード?

ってことは、リリカを飲んで熟睡したこととか、全然関係なかったの? ソファーで腕を圧迫したんじゃなかったの? っていうか、そっちの理由でよかった。そっちだったらすぐ治るんだったんだ。

でもって後骨間神経麻痺の人の体験ブログこそがぜんぜんない! 少ない橈骨神経麻痺ブログのさらに5分の1程度の人数しかいない(この方や、この方←でもこの方は医者によって違う病名を言われてるけど)
お二人は手術をしないで治っていて、希望が持てる。

ギタリストの村治佳織さんも後骨間神経麻痺を2回もやってる! 2回って! 全国公演前で、全部キャンセルせざるを得なかったとかで、弾けない恐怖に加え、ファンへの申し訳なさなど、どんなに苦しかったのでしょう。でも3カ月で治ってるなんて、やはりけっこう大丈夫なのかも。

ってでも少なすぎる。たった3例では何もわからないも同然。

後骨間神経麻痺で探してると、前骨間神経麻痺を患った方のブログ(この方や、この方)や掲示板に行きあたった。
これは名前は似てるけど神経違いで、正中神経の運動神経が麻痺してるもの(でも後骨間神経麻痺と場所は近い)。掲示板で意見交換などできてうらやましいーー。

頸椎ヘルニアよりさらに孤独を感じる。どんどんマイナーな思いもよらない病気になる。

この前骨間神経麻痺の人たちの意見交換を見てると、すぐに手術しないと神経が腐ったりするみたいなことが書かれている。8か月、自然治癒を待って、結局手術したけど、もう神経が相当おかしくなっていて、4年かかってようやく指が曲がるようになった方もいる。手術はできるだけ早くやればよかったと言っている。そしてだいたいの人が手術している。
唯一の朗報。8か月で自然治癒で治った人も1人だけいた!! この方も発症2か月で筋電図検査では無反応だったって。じゃあ私も大丈夫か? 
こんなに手術してる人が多いのはやはり前骨間は後骨間にくらべて手術せざるを得ない大変な病気なのだろうか。それとも後骨間も同じようなものなのか。

それにしても手術して、すぐ治るのではないのだ。手術してからさらに半年とか1年とかかかるのだって。もう何もかもいやになる。


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【2012/09/03 19:03】 | 右腕の激痛と神経麻痺
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