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《頸椎椎間板ヘルニアや筋筋膜性疼痛症候群と診断されたり、後骨間神経麻痺(橈骨神経麻痺)という疾患に苦しめられるあれこれを書いてます。左脇のカテゴリー「右腕の激痛と神経麻痺」をクリックすると古いもの順に出てきます》

サーノ博士の本2冊に20パーセントくらい影響されて、自分の痛みが始まる前の状況を考えてみた。
とにかく私の生活のすべての目標は本づくりにあった。手塚先生だったら、たぶん本屋さんで1,2時間立ち読みしただけで、私レベルの内容(もちろん画ではありません、知識レベルで)の本ができるだろう。私ときたら、あまりにも記憶力が悪すぎるし、失読症レベルに、難しい本が身体に全く入っていかないものだから、理解するのに異常な時間がかかる。とにかく本を読んで読んで読みまくる、それしかないのであるが、痛みが出るちょっと前までは、その本を読みまくる作業が、最終段階に来ていて、(本を読むのが)飽きて飽きてしかたなく、そして、それが終わって、さぁ、実際に構成に入ろうという矢先であった。

だから、もしかして、ここから本当につらい作業が待ってることを、心の奥底でわかっていて、それで逃げたくて、こんな痛みを引き起こしたのかも、とも思える
(ちなみにサーノ博士の説は、「利益追求が病気を引き起こす」ということは否定してます。利益追求とは、上に私が挙げた「仕事に立ち向かわなくてすむ理由になる」とか、あと人から注目を集められる、心配してもらえるというようなこと。全然関係ないけど、これの詐病の人《=ミュンヒハウゼン症候群》に私は相当翻弄されたことがあります。いつか何かで書きたいけど叶うのか)。

ところで10年くらい前の左腕の痛み勃発のときも、(初めての本である)エジプト本を作るにあたってまったく同じ状況にあった。本を読むのに飽きて飽きて、やっと能動的な作業に行くぞってときに、異常な左腕の痛み。
だけど、このときはそこから先のつらい作業は経験がないから知らないはず。

2つが同じ、と考えると、もしかして本を読むのがそんなに苦痛だったのか、とも思えてくる。
などと考えても、わかるはずもなく。

とにかく不思議なのは、一番の肉体的苦痛作業であるペン入れ時には起こらないことだ。このときこそ、ヘルニアになりそうだし、筋肉がおかしくなって、腕痛が勃発してもおかしくない。
ペン入れの最初のときは腕がびっくりして、たしかに筋肉痛のようになり、すごく痛みが出るときもあるが、無理やりやってると2日くらいでなくなる。
本を読む、という受動的作業、身体にまったく害を及ぼさない時期に、なんで起こるのか。

本当に困る、利き腕が使えないとなると。まさにピンポイントで書こうとさせない疾患。やはり心の奥底では嫌で嫌でしかたないのか。拒絶しているのか。でも、私にとっては、もう本づくり以外に興味はないし、本を仕上げることだけにしか楽しみを見いだせない。
と、こう考えているのも理性の上でのことか?

それからその時期、ちょっとだけ心の負担になっていた、わかりやすいこともあった。
旅先で知り合ったヨーロッパのおっさんが日本に来るとなり、1か月滞在すると言ってきたのだ。
私はトルコを旅行したとき、旅人へのもてなしをどこでも異常なほどに受け、それに大いに影響された。トルコの人の真似をして、旅人には最大限のおもてなしをしようと心に誓った。
それで、ちょっと旅先のバス停で会って5分話しただけの人が東京に来る、なんてことになったら、もちろん向こうの意向を聞いて、都内でもし行きたいところがあり、案内が必要なら、頑張ってどこにでも連れてったりした。でも来るのは白人ばかりで、しかも図々しい人が多いので、結局さんざん付き合うだけ付き合わされ、特にそれも当たり前と思ってる様子だし、なんだか白人にうまいこと利用されてるだけなんじゃあ、と最近思うようになってきた。つうかトルコなどイスラム圏の人やメキシコの人たちにこそ、恩返しをしたいのに、いつも図々しい白人しか来ない。
まぁやっぱり小手先でトルコ人の真似をしても、そもそもがいい人間ではないので、このように不満に思って無理がくるのだ。

そして今度来るおっさんは、自分のペースに強引に人を巻き込むタイプの人で、旅先でもけっこう時間を取られ、イライラさせられていたので、もし東京に来るとなると、いったい何日捧げなければいけないのか、と戦々恐々とした。1分1秒でも惜しんで本づくりの作業をやってるのに、時間を奪われるだろうことに、参ったなーとストレスを感じた。
とはいえ、そこで自分がまたこの人にどう翻弄されて、どう迷惑かけられるのか、ってのにも好奇心があったし、なんだかんだ楽しもうと思っていた。

また「トークショー」の誘いもあった。私は本当に人前で古代文明のことを語るのは苦手なのだが、毎回、自分を試すつもりで、好奇心が勝って、受けてしまう。
何回かやったが、やっぱりいつも心臓が飛び出るほどの動悸を感じながら、よく倒れないで最後までできたものよ、と思うくらい、緊張する。
で今回も、それらのことを思うと、ものすごいプレッシャーとなって、恐怖を感じるのだが、やっぱり、いつものごとく知らぬ世界を見る面白みを想像して、楽しみにもしてた。

でもやっぱりこれらも心からつらいことだったのか。
ってでも、こんなんで辛いっていったら、まるで大昔、なんだっけ、堺正章の元嫁の人(岡田美里だっけ?)が「うちには毎日ステーキやらアワビが贈られてきて、それを開けるので一日終わる」って、そんなことを世界一の大苦労のように言ってた人みたいで、ちゃんちゃらおかしい。

まぁプレッシャーはいろいろあるけど、もし、こんなものごときが理由で、心が病気を引き起こすんだとしたら、腕を痛めてほしくはなかった。せめて軽く胃が痛くなるくらいにしてほしかった。

2つの案件は事情を話して、直前に断ってしまったのだが、そのあとの申し訳なさなどの良心の呵責がつらかった。こんなイヤな気持ちを抱えるより、やっぱり健康で、文句言いながらやってる方がいいはずなのに。

そのほか、心と病気のつながりを描いた本。

4101443106腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫)
夏樹 静子
新潮社 2003-07

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何年も前に読んだのでディテールは忘れてしまったが、当時はとても身につまされた。
でも、どうも「心」に着地したのが、腑に落ちなかった記憶がある。
私も机を前にするととくに肩が痛くなってくるのは、やっぱり本の作業が嫌で嫌で仕方ないのか、と思えてくる。


458285351X歯医者が怖い。 歯の痛みは心の痛み? (平凡社新書)
大塚 ひかり
平凡社 2006-11-11

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我らが大塚ひかりの古典じゃないエッセイ本(古典からの歯に関してのエピソードもあるけど)。ほかの大塚本同様、何回も読んでしまう。大塚さんって本当、自意識がない方というか、虚飾がないというか、こんな状態の自分をすべて披露してくれててすごいなー。歯のことで悩んでる人以外も、ひとつのことに集中して心身がボロボロになるさまは他人事とは思えないはず。って、両方、サスペンスフルですごく面白いのに、こんなやっつけの紹介ダメだ。いつかどこかできちんと紹介したいもんです。

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【2012/09/02 23:46】 | 右腕の激痛と神経麻痺
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