《頸椎椎間板ヘルニアや筋筋膜性疼痛症候群と診断されたり、後骨間神経麻痺(橈骨神経麻痺)という疾患に苦しめられるあれこれを書いてます。左脇のカテゴリー「右腕の激痛と神経麻痺」をクリックすると古いもの順に出てきます》

再びおしゃれタウンの病院。ペイン専門の客員先生は人慣れしてる明るい先生。
前回のトリガーブロック注射が効いたということで、本格的にやってもらうことに。

この方もきちんと説明してくれる。トリガーブロック注射はなぜ効くかは論理的にはまったくわかってないそう。「ただ、なぜかそうなる」のだって。
麻酔注射なんかしてもせいぜい3時間くらいしか効かない、でも、その痛みのなし期間を増やすことで麻酔が切れても徐々に痛みのない期間が伸びていくという図式。

首から腕にかけて、圧痛点を探りながら、丁寧に注射を打ってくれる。13か所くらい。
「どう? 効いてきたでしょう」って言われ、「うーん、今はまだ変わってない感じ」と言ってしまったが、こんなに丁寧にやってくれて、それはないなと思い「あっ、効いてきました。いい感じです」と言ってしまった。

料金は1000円(3割負担で)。星状神経節ブロックに比べると安っ! こんな時間かけて何か所に打ってくれて1000円なんて。
星状神経節ブロックなんて、1か所で約1300円。だから、トリガーブロック注射をやりたがる先生は少なく、みんな星状神経節ブロックばかりやりたがるんだなーと納得。

左手の筋肉痛やシビレを訴えると、
「筋筋膜性疼痛症候群は体のあちこちに移動するから、左手に移動してるのかも」だって。
ってだきゃら――(←ゲッツ板谷風)、そういう恐ろしい暗示かけないで!! こっちも右手と同じになったら、本当にもうなすすべもないんだから!!

ところで、その病院の院長先生にもちょっと診てもらったんだが(この前の先生は副院長)、そしたら、
「君はヘルニアじゃないよ。筋筋膜性疼痛症候群だよ」と診断される。
「っていうか、うちは筋筋膜性疼痛症候群の病院だもの」って。

「イヤイヤイヤイヤ、私もそのつもりで来たんですが、この間の先生が、私は筋筋膜症ではなく、まさにヘルニアだとおっしゃったんで、あーやっぱりヘルニアなのかーと納得したところだったんですけど」と訴えると

「あー、もうやっぱりずっとそれが医学の上では常識になってるし、今まで習ったものを変えるって難しいからね。でもとにかくあなたは筋筋膜性疼痛症候群です」って。

ってなんなの? ちゃんと自分たちで学説とかの照らし合わせとか、統一見解を持つようにしたりしないの? 

ペインの客員先生は「筋筋膜性疼痛症候群の可能性は50パーセント。頸椎ヘルニアの可能性も50パーセント。どっちだ、とはいえないなー」という中立の立場。
同じ病院で、三者三様の意見。

わかった。病院って診断を下すところじゃなくて「自説を患者に発表してくれる場」なんだ。考古学者とか他の学問といっしょなんだ!
そうだ、わかってることは少ないのだ。なぜか、一般感覚として、医者は学者ではなく、ほとんど正解を出してくれ、正解の治療をしてくれる割と万能な人だと思ってしまう。そんなの、医者には重荷だ。
「誤診」って言葉もどうかと思う。先生たちは説を述べてるに過ぎないのだ。
そしてどんなに経験を重ねても(多くの症例を診てきても)間違った説を出すことがある。
図像学の学者が1万個のツボの絵を見ても、まちがった読み方をしたりするのと同じだ。ただ経験が多いと信用度がアップする。確率として初心者よりは間違いが少ない。
教科書の勉強で理論を学ぶのは共通として、でもほかの部門の学者と違って医者は実践が多いから、経験である程度さばける。特に外傷医療、救急医療とかに携わってる人は実践の場が多いから腕も上がる。それ以外の、命にかかわらないようなものはほとんど原因がわからないのだ。ほっておいてもいずれ治るし、自然治癒に任せるのが一番いいのだ。

あれほど丹念にやっていただいたトリガーブロックはまったく効かなかった。少なくとも1時間は痛みが薄らぐはずなのに、病院出るころにはすでに爆発的な痛みが始まった。
もう一度だけ、その病院に行って、治療してもらったがやはりなんともなかった。
このあいだのトリガーブロックが効いたと思ったのは、ステロイドの力だったのだ。麻酔だけでは私にはダメだ。
トリガーブロック注射が効かなければ、筋筋膜性疼痛症候群でないと言ってたような気がする。やはり頚椎ヘルニアなのかな。

それにしても改めてステロイドってすごいなー、と思った。でもやりすぎると筋肉を壊すってことで、そうそう短期間に続けてはできないのだそうだ。


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【2012/09/02 16:44】 | 右腕の激痛と神経麻痺
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