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《頸椎椎間板ヘルニアや筋筋膜性疼痛症候群と診断されたり、後骨間神経麻痺(橈骨神経麻痺)という疾患に苦しめられるあれこれを書いてます。カテゴリー「右腕の激痛と神経麻痺」をクリックすると古いもの順に出てきます》

隣県の新たな病院に向かう。
やっぱ遠いっ! 見たことも聞いたこともない駅名ばかり。一駅ごとにそれがどんどん閑散として、昭和な田舎駅の風情になっていくことに不安になり、「これは〇〇駅に行く電車でしょうか」と2回も人に聞いたほど。
無事に駅に着き、さらにバス。ふーっ、小旅行。

紹介してもらった担当の先生は、この病院全体の院長。エリート学閥病院の長であるなんて、世知に長けた狡猾な巨大権力者を想像させられ、すごく身構えてたけど、わっ、かわいいっ、メルモちゃんのワレガラス先生のような茶目っ気ある容姿と態度。
私の言うどんな些細なくだらないことも、フムフムといちいちカルテに書きこんでいく。何でも興味を持ってもらってる感じがありがたい。今まで無関心の嵐にさらされてたから。

「痛みか麻痺が起こる前に、手を使いすぎたとか、重い荷物を持ったことはないか。風邪を引いたとかは?」と理由も追究。
でもやはりとくに理由は見つからず。
『風邪』を聞いたのはウィルスでなる場合も考えられるからのようだ。

じっくりの問診の末、「うん、じゃあ、ここまで来て回復の兆しがないし、11月入ってすぐ手術しよう。うん、スケジュール取ろう」と、迅速に検査や手術の予定日を決める先生。
「えっ、もう?」と若干あせり、「傷残るとかそんなのはどうでもいいんですが、肉を切った後の痛みが怖い。また痛みとの戦いかと思うと……」とビビると
「なんてったって一番ダメなことは手が動かないことじゃないか。
それに比べればそんな痛み、微々たるものだよ。
しかも痛みに関して言えば、今まだ少し残ってるその前腕の痛みも、この手術で神経への圧迫が取れるから消えるよ」と。

そして、先生が言うには、前回の一度だけ会った先生も言ってたが、やはり 「一番痛いところが悪いところ」という “買いたい時が買い替え時 by徳井義実” 同様、シンプルでわかりやすい理論。
よって、前腕部の 肘下あたり(フロセのアーケード)を中心に開くという。

二の腕内側にもこむら返りのような痛みがずっとあったとも言ったが、
「隣り合った筋肉だから関連痛で痛くなったようなもんで、やはり犯人は一番痛いところ」ということ。
澤口先生なんて、「ここが死ぬほど痛かった」と指差しても、「ふーん、だから?」って感じだったな。

そして10年前に同じ痛みがあったのなら、それは頸椎ヘルニアではなく、間違いなく同じ病気=神経炎であった、ということ。
でも多くは、麻痺まで行かずにそのときのように痛みだけで終わったり、麻痺を起こしても、ここまでこじらせないことが普通だという。

また、麻痺が起きた途端に痛みがスッと消えるのが、通常ということ。私の痛みが、麻痺後もうなぎのぼりになったことは、先生も腑に落ちないという感じであった。
まったく、なんで「麻痺と引き換えに痛み消失」という最悪の中におけるささやかな「お得」さえ、私には起きなかったのだろう。どんなことでも、どうも自分だけ損をしてる気がする。

手術であるが、私の場合は、今までの筋電図の数値などからも、麻痺の深刻度は高い、ということで、神経の上っかわの皮を剥いで神経の圧迫を開放してやる通常の手術(神経剥離術)のほかに『腱移行術』という手術も同時にやろう、という話になった。

その腱移行術というのは、神経麻痺における最後の砦のようで、隣の健康な筋肉だかの腱を引っ張ってきて、手首近辺のどっかにひっつける、というものらしく、ちゃんと指は上がるようになるし、重いものも、麻痺前どおりに持てるようになるそうだ。最近もテレビ局のカメラマンでその手術を受けた人がいて、何十キロもあるテレビカメラを毎日肩に載せてガンガン仕事してるそう。

ただ、指を1本1本動かすという今まで通りの細やかな動きはできなくなり、同時に何本かの指がいっぺんに動くらしいので、楽器なんかはうまく弾けなくなる。
また、これはネットで拾った情報だけど、今までの、指を上げる筋肉を使うのではないので、ちがう筋肉を動かす感覚で指を上げるんだとか。なんかちょっとロボ化。でもそれもだんだん慣れてすぐできるようになるって。

先生に「握力がもどるのはうれしいけど、ピアノが弾けなくなるのはいやだ」と訴えると(私の唯一の「運動」であり、大人になって始めたヘタの横好きの趣味なのだ)、「何を言ってるの! 今なんて、ピアノの鍵盤を押すこともできないでしょう」ってその通りのことを言う。

そしてよくよく聞けば、その腱移行術というのをしても、もう一つのメインの手術である神経の圧迫除去がうまくいき、指を上げる本当の筋肉に神経が到達してくれれば、指は1本1本、前のような細かい動きをしてくれるということで、要は、神経が治るまでに(手術後から6か月くらいかかるから)不便がないようとの配慮であり、また神経が結局治らなかったときの保険でもあるようなのだ。
だったら、ぜんぜんいい。ぜひやってください、のココロよ。

あと全身麻酔ということで、それも心からおっかないのだが、顕微鏡を使ってやるミクロの世界の手術で、時間もかかり、ちょっとでも動いたらダメだから仕方がないそう。
あと尿道カテーテルとかもやだなー。あれ、屈辱だし、ちぎれるような痛みだし。
などなど、細かい「イヤ」を挙げたらキリがないが、一番、何がイヤというか、くやしいかって、結局手術するのだったら、この、いままでの自然治癒を待った時間が本当にムダだった、となることだ。負けの気持ち。
とっとと2カ月くらいでしておけば、あとで後遺症になりそうなモノどもを予防できたのにな―ー。

そう、その後遺症になりそうな最近のおびえナンバー1である、手首の腫れ・シビレ・痛み&ガングリオンのことなどもワレガラス先生に訴え、「CM関節症」と軽く判断された旨も言ってみた。
で、レントゲンを撮ってくれたのだが、
「いや、ぜんぜんCM関節症ではないよ。骨はとてもきれい。あとガングリオンも今は全然気にしなくていい」とのことだった(とりあえずめんどくさそうなCM関節症じゃなくて、ホッ)。

先生曰く、ふつう手首は、3本の筋肉で動かしてるのであって、私の場合は、今、1本の筋肉でかろうじて動かしてるということ。
(そうだったのかーー! だからグラグラでコントロールが効かないのか)
なので、動かせるからって調子に乗って使ってると、その1本の筋肉に非常に負担が掛かって、それで悲鳴を上げてんじゃないかって。また、左腕の痛みもそれと同様。とにかく「使いすぎ」だとのことで、「無理だろうけど、ちょっと使わないようにしなさい」と。

ワレガラス先生は、前回の先生の「何をやってもいい派」ではなく、「安静第一派」のようだ(前の先生が言った「人によって言うこと違う」がさっそくここでも)。

「ちょっと仕事とかやめて、頭の中だけで仕事するようにしてみたら」とくるので「いやいや、ぜんぜんやってないです。なにしろ書けませんし」と言うと
「いや、私には見える。あなたがパソコンでずっとバチバチ仕事してる姿が」と占い師のようなことを言う先生。

と、この先生の何より、オッ、とうれしくなったところは、そこはかとなく醸しだされるユーモア。
「それさっき言ったよ」とか、ニヤッとしながらツッコんでくるので、私も大人ぶった態度はすぐやめ、気安く物が言えた。

しかも「しかし、急に指が動かなくなって、どんなにびっくりしただろうね。この半年間ずいぶん苦しんだろうねぇ」と言ってくれたりもして、これは本当救われた気持ちになった。

って、でもわからん。もしかして、ストックホルム症候群のように、なんとか好きになろうと、好人物に思おうとしてるのかも。もう病院移るのやだし、命を預ける人だから(大げさ)。
まぁとにかく、いちおう、もう一度、筋電図検査というチャンスもある。
それがかんばしくなかったら仮予約が本予約となり、手術確定。
はーー。ほんとう、なるべく手のことは忘れて、あきらめの境地に達したい。
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【2012/10/06 21:40】 | 右腕の激痛と神経麻痺
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一歩前進ですね!
のりちゃん
手術が成功するよう、こちらで一心不乱に祈ってます!!


2525
手術の仮予約ですか!
よかったです(*^o^*)
でも記事を見ていると
いいのか悪いのかがちょっと
わからないですが…
でも体は何にも代えられませんっ
もし手術になったとき
成功を心から願ってます(>_<)

私は昨日ちょっと友達と
買い物に行ってきたんですが
結構手に負担がかかったようで
今手の甲がチクチク痛いです(;_;)
買い物さえも
まともにできないとなると
辛いですね…

薬で治ることを願っているのですが
私、しらない間に生命保険が
外れてたみたいで
もうパニックです(笑)
手術となればかなりの金額になるので
必ず薬で治します!

これからも応援しているので
がんばってくださいっ

のりちゃんさまへ
芝崎みゆき
のりちゃんさん、ありがとうございます。心穏やかに挑もうと思いますっ!

2525さまへ
芝崎みゆき
2525さま、ありがとうございます。
うわっ、悲観的な思いをさせてしまったらどうしよう。
いや、もう私のはダメだった例として、しかもそれでも最悪、いろいろ手立てはあるということで、脳の片隅に軽く留める程度にしてくださいね。

ちょっとした買い物で、そんなぎくりとした思い、いやですね。
上にも書いたように手首はかろうじて動かせてる程度なので、軽いものといってもあまり長く持たないほうがいいかもしれません。
たとえば携帯をずっと持ったり、などの。

ただ左手で、よく右の指たちの曲げ伸ばしはしてやってくださいね。けっこう拘縮(固くなって曲げ伸ばしができなくなること)はあっという間にやってきます。
私は2週間で、人差し指から来ました。

手術はたしかひと月の医療費が5万以上行くと、それ以上の分がバックされる、という制度があるので、医療費でボロボロになるということはないと思います。
でももちろん、受けないのが一番お金がかからないし、体のためにも手術なんてやらないに越したことはありません。
自然にビタミンだけで治るのが第一! 2525さんの気合いが神経に伝わって速く活動しますように。

大丈夫、きっと良くなるさ。
レオン
 ぼくの足もこの1か月で驚くほど良くなって、今はほとんど足を引きずることなく歩けるようになってきました。

 芝崎先生も年末には完治しているかも。遠くから応援していますよv-221 

レオンさまへ
芝崎みゆき
レオンさん!すごい。希望が持てるお話!
治るときはガガッと治るんですね。 私の細胞たちもレオンさんの回復力を見習いますように。
お寒いと思いますが、北を楽しみながら、お仕事頑張ってくださいね。


お大事に
なんりこ
芝崎さん、ごぶさたしてます、なんりこです。
体調が悪いお話は春に伺っていたけれど
執筆に忙しくてブログがアップされないのかな、、と思ってしばらくご無沙汰していました。
手術なさるんですね。とにかく、無事に終わって、また元気な姿にお会いできるよう
願っております。



11月ですか
しろ~
来月なんであっという間ですね。
筋肉や神経の事なんでリハビリもあるのかもしれませんが、これまで散々つらい目にあっているんで先生なら乗り越えられると信じています。
それよりも、今までの積りに積もった「書きたい」という気持ちでムリをしないかが心配です。
なんにせよ、良い方向に向かいそうでよかったです。

なんりこさまへ
芝崎みゆき
なんりこさん、お久しぶりです!
なんだか、こういう風になりました。
うまいことマシな感じになって、またまたお会いできればと思います。
なんりこさんもマラソン等、楽しまれてますように。




しろ~さまへ
芝崎みゆき
しろ~さん、いつも本当にすみません&ありがとうございますっ。
しろ~さんのおっしゃる通り、ほんとう焦らず、じっくりやっていきますです。


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